Java SE8 Silver合格体験記
会社からの要求でJava SE8 Silver試験を受け合格しましたので、出題内容、難易度、勉強の仕方などの知識を共有したいと思います。
【出題内容】
試験で問われる内容は大きく以下の3つ。(細かい出題範囲はOracleのHPを見てね)
ちなみにAPIの使用は下のリンクのサイトから調べることができます。
http://docs.oracle.com/javase/jp/8/docs/api/
もちろん、上記に比べてJava独自のルールがあるのでそこもしっかり理解しないと正解できない問題が結構出ます。(変数に使ってよい文字列や省略をどこまで許すかなど)
【難易度】
あくまで僕の考えですが、プログラミング未経験者には少し難しいかなあといった印象です。独学だと、参考書を読む段階で心が折れるのではないでしょうか。プログラミングとは何て面倒くさいんだとおもってしまうかもしれません。
それでも合格ラインは正答率約66%以上なので、完全に理解できなくとも基本的な知識を抑えておけば十分合格が可能だと思います。
プログラミング経験者の方であれば、細かいルールとAPIの仕様を理解すれば余裕で合格できるかと思います。オブジェクト指向に慣れていない方だと少しクラスやインタフェースなどの概念に苦しむかもしれませんが。。。
【勉強の仕方】
僕は通称「黒本」と呼ばれる問題集をひたすら解きました。この参考書はとてもよく研究されているようで、本番試験にほとんどそのままの問題が数問出題されました。
アマゾンのリンクは以下。
徹底攻略 Java SE 8 Silver 問題集[1Z0-808]対応
ただ、時々解説が親切でないことがあります。そういう時はJava APIの仕様を確認するか、グーグル先生に聞くのがてっとりばやいと思います。大体の解答がどこかにあります。みんな躓くポイントは一緒です。
僕は黒本のやりこみだけで正答率約97%をとることが出来ました。
【オブジェクト指向】
僕自身、オブジェクト指向プログラミングは未経験でした。Cで開発していたときにC++の機能をちょいちょいつまみ食いしていた程度で、最初はオブジェクト指向の意味がわかりませんでした。
なんのためにクラスを作ったり、継承やらなんやらルールを増やすんだろうかと思っていました。しかし、多人数での開発やソースコードの保守性を考えるとオブジェクト指向のよさがわかってきました。
詳しくは説明しませんが、オブジェクト指向ってなんのためにあるのかわからない!ってときは多人数のチームで一つの大きなプログラムを作る事や、使ったプログラムを再利用することを考えてみてください。何かわかるかもしれません。
【出題形式】
テストはテストセンターのPCで受けることになるでしょう。選択肢が与えられて正解を一つ、もしくは複数選択する形式です。
出題数は77問、試験時間は150分とまあまあのボリュームです。時間が足りなくなることはないんじゃないでしょうか。僕は90分くらい残して解答を終えました。
問題は解答後も見直すことができるので、わからない問題はサクサク飛ばしてもよいでしょう。
また、問題はPCでうけることになります。試験対策本などで紙のソースコードを追うことに慣れてしまっている人は注意が必要だと思います。
以上だらだらと書いてしまいましたが、みなさんの勉強の役に立てれば幸いです。